桜の蕾がほころび、先週末から巷の話題は花見一色だ。
そんなウララカな土曜、久し振りに大和のビッグバンへ行ってきた。
ビッグバンでは、いつもカレラ製プラコースのほうで遊んでいる。
会員価格なら、プラコース1日走行券がカップル2名分で2500円とリーズナブル。
入店してまもなく。
ウッドコースのほうで遊んでいた常連さんの中から一人、おもむろに立ち上がってこちらに近付いてくる。
大和には決まったお友達がいないので、珍しいことだな・・・と思ったら。
「Nightbirds_Flyさんでしょう、いつもブログ見てますよ」と気さくに声を掛けていただいた。
・・・・・。(汗)
昔mixiで日記を書いていた頃と違って、今のBloggerには記事も多くないのに、そんな風に言っていただき大変恐縮する。
そのうえ、私と妻にプレゼントまで頂いた。アルマイトの重厚な車検台。
車検台は何枚あっても困らない、スロッターの必需品だ。ありがとうございます。
お名前は加藤さん。聞けば金属加工の仕事をしているとのこと。
店内の皆さんからは 「その車検台もらったら、あなたも加藤ファミリーの一員ですな」 と冷やかされる。
・・・ あのー、、昔から組に属して上納金というのは払えない体質ですので ・・・
NbF夫婦は「自主独立系」ということで、今後とも宜しくです。。
加藤さんは、古くから1/24もやっていたとのこと。
我々の姿は、ちょくちょく伴野さんのところで目撃されていたようだ。
家に帰ってビッグバンのHPをよく見ると、2009年からのレースリザルトが載っていた。加藤さんはSlot-itレースほか優勝入賞多数。華々しい経歴をお持ちのレーサーなのだった。
なるほどな・・・と合点がいった。仕事で金属加工をやっているスロットレーサー。ならば日々の仕事で培った技術で、何か名刺代わりの品を・・・と思ったら車検台はピッタリのアイテムだろう。
一人前のスロッターなら誰だって必ず、よい車検台が必需品だ。スロットカーを知らない人には 「たかがアルミ板1枚」 のヤリトリでしかないものだが。
スロッター同士にとっては、お互いの心をつなぐジョイントプレートだ。使うたびに、その人のことを思い出すでしょう。
まして、お手製の車検台なら、なおさら。作った人の心までもが一緒に伝わってこよう。ちゃんとスロッター目線で考えられた名刺代わりのアイテム。そして、しっかり自己紹介にもなっているという、目のつけどころと心遣いがニクイ。
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◆国産旧車GT
日時: 2015.03.28@大和Big Bang
車種: スカイラインGT-R、フェアレディ240Z
仕様: ノーマグ+ウエイト、Slot-itアクスル/ホイール/タイヤ(2)
Zinkシャーシ改(GT-R)、DJC鮫シャーシ改(240Z)、
野本製作所アリイkitボディ
こちらの2台は大昔のエビス時代、スーパー32レースをやるとき野本さんが作ってくれたZとGT-Rだ。
当時マグ付きヘビー級のプラフィットレーサーとして、激しいレースと激しいクラッシュで全損廃車。
何年か前に軽い樹脂シャーシに交換し、事故で激しく損傷したボディを、適当にレストア。
奇才DJCさんが製作した往年の名作「鮫シャーシ」に、標準的な18kモータでまったりと余生を送らせていた。
いわば一番楽しかった時代の思い出をギュッ!と圧縮して形にしたのが、この2台。
野本さんからもDJCさんからも 「まだそれ走らせてんの!?」 とあきれられるが、こればかりは仕方ない。
人の手と心が込められたものは駄目になったからといって、とても簡単には捨てられない性格だ。
私にとって思い出というのは、そういうものだ。
だから作った本人からあきれられても仕方なくでも、とにかくレストアして走らせ続けている。
缶スプレーで黒を吹いたZの鮫シャーシは何度かサバ折りになりましたが、修理していまだ健在。
しかし無塗装の生地白だったGT-Rのシャーシは、何度かサバ折りになったあと全体が脆くなり廃棄した。
タミヤのプラ板はオイルや衝撃に弱く、吸湿性も多少あるかもしれない。
Rのほうは、また同じプラ板シャーシで作り直すのでは芸がないし。
かといってスバル360で作ったABS板+Slot-itマウントでZより速くなりすぎたら困るし。。
結局Zink製のアリイ用シャーシに興味もあり、サイドマウントでなく普通のネジポスト式マウントに変更して使用した。
2台の重量差はかなりありますが、うまく走らせれば同じようなタイムで走れる。
どちらもFLYの911をターゲットにした性能で作ってあり、状況によっては911に勝てる。
その程度のリアリティを担保して作ったものだ。
いくら思い入れが強いとはいえ、これら国産2台が911に常勝するほどの速さは与えない。
たとえお遊びであっても、その程度のリアリティは必要。
ごっこ遊びの境界線は皆それぞれの基準や価値観があって、ひとくちに「こうだ」と決めつけることはできない。
しかし私たち夫婦にとっては、非現実すぎるのは興ざめ以外の何物でもないのだよ。
2015年3月30日月曜日
2015年2月14日土曜日
2015.01.31 SRCのB面チューニング
今年に入ってSRCのBコースは改修が進み、プレOPENのお試しご招待を頂いた。
さっそく走行チェックと通電確認など微調整チューニングを兼ねて、カレラのフェラーリF138で走ってみた。
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◆カレラF1
日時: 2015.01.31@千葉SRC
車種: Ferrari F138
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR
このF1は到着から半年間、夫婦でたっぷり楽しんできた。最初は硬かったタイヤも日本各地のサーキットを駆け抜け、ところどころ部分的に皮が薄くなってエアータイヤとなり、ゴム自体も微妙に溶けかけている。
そろそろ引退予定だったが、グリップが落ちタイムが落ち、モーターもへたってきたところで、ようやくハンドリングとバランスしてきたような気がする。バランスしてきたというか、単に蹴り出しが弱くなったおかげでプッシングアンダーが減っただけかもしれない。
走らせにくいクルマってとこは、1ミリも変わらないが相変わらず、なかなか挑み甲斐があるマシンだぜ!・・・ってことにしとくか。
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◆SCX Classic (EXIN)
日時: 2015.01.31@千葉SRC
車種: Seat 850 coupe
仕様: ノーマグ、ウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR
こちらはF1とは正反対のレトロ車両で同じコースを走ったら、というオマケ映像。共通点としては、どちらも超~~走らせにくいクルマ。カウンターが間に合わないと、即スピン!みたいなハンドリングで、カレラF1のほうがマイルドな操縦性と感じるほどだ。
しかし「カミソリのような鋭さ」って、アンダー1000ccのこんな遅い旧車に使いたくない形容だね。
実際そういう許容しないハンドリングといったら、昔のスロットカーというのは全般的にメチャクチャ手ごわいものだ。フロントアクスルが上下前後左右に全遊動式。リヤも同じく、アクスルブッシュの中であちこち勝手放題に遊動。しかもピンガイドのこういう車なんか、もう・・・大変という言葉では足りない。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
そのままでイマドキの普通のSCXあたりと一緒に走ろうと思ったら無理で、それはそれは大変な走り。どういう大変さかは、、、自分で買って走らせた人だけが知っていればよいことだ。経験ない人に何でもかんでも上っ面で情報だけ共有するのは害悪だと思っている。
ガイドブレードがブラシごと首を振る、という進歩がどれだけ有難いことか、よく分かる。ふだん同じイマ車を走らせて遊んでいても、そういうことを知っている人と知らない人は、考え方も行動も違って当然。「なぜ、こうなのか」 の芯が分かっていれば、パーツなんか替えなくても調律としてのチューニングだけで、ある程度は速くなるものだ。
タイヤの進化だって、そうだ。オモチャだから、たかがラバーのムクだが、時代によって幅や素材が変わっている。それは「当たり前」という言葉の内容が昔と今では丸っきり違うんだよ、ということだ。実車と同じように、そういう時代の変化が実際のハンドリングでも追体験できる。
オモチャは所詮どこまでいっても実車の似姿でしかないが、作った人の気持ちが垣間見えるときがある。そんなところが感慨深く、かつ愛おしいと思う。
さっそく走行チェックと通電確認など微調整チューニングを兼ねて、カレラのフェラーリF138で走ってみた。
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◆カレラF1
日時: 2015.01.31@千葉SRC
車種: Ferrari F138
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR
このF1は到着から半年間、夫婦でたっぷり楽しんできた。最初は硬かったタイヤも日本各地のサーキットを駆け抜け、ところどころ部分的に皮が薄くなってエアータイヤとなり、ゴム自体も微妙に溶けかけている。
そろそろ引退予定だったが、グリップが落ちタイムが落ち、モーターもへたってきたところで、ようやくハンドリングとバランスしてきたような気がする。バランスしてきたというか、単に蹴り出しが弱くなったおかげでプッシングアンダーが減っただけかもしれない。
走らせにくいクルマってとこは、1ミリも変わらないが相変わらず、なかなか挑み甲斐があるマシンだぜ!・・・ってことにしとくか。
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◆SCX Classic (EXIN)
日時: 2015.01.31@千葉SRC
車種: Seat 850 coupe
仕様: ノーマグ、ウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR
こちらはF1とは正反対のレトロ車両で同じコースを走ったら、というオマケ映像。共通点としては、どちらも超~~走らせにくいクルマ。カウンターが間に合わないと、即スピン!みたいなハンドリングで、カレラF1のほうがマイルドな操縦性と感じるほどだ。
しかし「カミソリのような鋭さ」って、アンダー1000ccのこんな遅い旧車に使いたくない形容だね。
実際そういう許容しないハンドリングといったら、昔のスロットカーというのは全般的にメチャクチャ手ごわいものだ。フロントアクスルが上下前後左右に全遊動式。リヤも同じく、アクスルブッシュの中であちこち勝手放題に遊動。しかもピンガイドのこういう車なんか、もう・・・大変という言葉では足りない。
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そのままでイマドキの普通のSCXあたりと一緒に走ろうと思ったら無理で、それはそれは大変な走り。どういう大変さかは、、、自分で買って走らせた人だけが知っていればよいことだ。経験ない人に何でもかんでも上っ面で情報だけ共有するのは害悪だと思っている。
ガイドブレードがブラシごと首を振る、という進歩がどれだけ有難いことか、よく分かる。ふだん同じイマ車を走らせて遊んでいても、そういうことを知っている人と知らない人は、考え方も行動も違って当然。「なぜ、こうなのか」 の芯が分かっていれば、パーツなんか替えなくても調律としてのチューニングだけで、ある程度は速くなるものだ。
タイヤの進化だって、そうだ。オモチャだから、たかがラバーのムクだが、時代によって幅や素材が変わっている。それは「当たり前」という言葉の内容が昔と今では丸っきり違うんだよ、ということだ。実車と同じように、そういう時代の変化が実際のハンドリングでも追体験できる。
オモチャは所詮どこまでいっても実車の似姿でしかないが、作った人の気持ちが垣間見えるときがある。そんなところが感慨深く、かつ愛おしいと思う。
2014年12月31日水曜日
2014.12 今年の走り納め
今年は暮れまで飽きもせず、夫婦でストック&ノーマグノーウエイトのカレラF1を走らせていた。このクルマは今まで培ったレーステクニックを総動員しても、これ以上ないというぐらい走らせにくかった。しかし、それは元々の設計がそうなっているので仕方ないことだ。それでもストックで走らせたいのだから、そこだけは購入する前から諦めて覚悟して遊んでいる。
何故そんなことをやって、遊んでいるのか。
あちこち訪問してはこんな不人気車を走らせていると、やはりよく質問される。
しかし、「今これを走らせたいから」としか言いようがない。好きだから好き、と言ってるのと同じだ。
女性でもクルマでも趣味でも同じで、好きになった理由などは赤の他人に分からせようと力説すればするほど、だんだん恥ずかしい話になっていく。分かる人は聞かなくても想像つくし、想像つかない人に言葉を沢山つかって説明するのは無駄以外の何物でもない。
あなたが見ていてもし何かを感じたとしたら、理由は勝手に想像してもらえば、それでよいと思う。この歳になっても、他人のことを「本当に理解した」と言い切れるほどの正解なんて、ついぞ身に付かなかった。所詮この世の人付き合いなどは全て、単に自己の勝手な思い込みを他人に投影しているだけ。
しかし、いくら走りにくいと言ってもホイールやタイヤ、ガイドやモーター、ギヤなどを交換したり改造して、もっとラクしたいとか他人より速くしたいとか、そういうのは私が今やりたいこととは全く別の遊びだ。
言いたいのは、本来そんな車がやりたかったら、Slot-itかNSRがあるだろう。カレラみたいな改造しにくい子供向け玩具を、わざわざSlot-itモドキやNSRモドキみたいな奇形車に作り変える必要はないし、それではカレラだって可哀想だろう。
実際のスピードなんか遅くても、全然かまわない。それは、私たち夫婦の頭の中では時速300キロを超えてるから。コースだって部分によってUKシルバーストーンだったりTXオースティンだったり、脳内で合成された風景が見えている。
スロットカーは極めてバーチャルなゴッコ遊びだと思う。いわばプロジェクションマッピングみたいなもの。1/32のミニカーとコースに、知識と経験と思い入れで補正をかけた脳内イメージを投影できる人でないと、実際のスピードに関係なくノーマル玩具でゴッコ遊びを楽しむなんてことは不可能だと思います。
何故そんなことをやって、遊んでいるのか。
あちこち訪問してはこんな不人気車を走らせていると、やはりよく質問される。
しかし、「今これを走らせたいから」としか言いようがない。好きだから好き、と言ってるのと同じだ。
女性でもクルマでも趣味でも同じで、好きになった理由などは赤の他人に分からせようと力説すればするほど、だんだん恥ずかしい話になっていく。分かる人は聞かなくても想像つくし、想像つかない人に言葉を沢山つかって説明するのは無駄以外の何物でもない。
あなたが見ていてもし何かを感じたとしたら、理由は勝手に想像してもらえば、それでよいと思う。この歳になっても、他人のことを「本当に理解した」と言い切れるほどの正解なんて、ついぞ身に付かなかった。所詮この世の人付き合いなどは全て、単に自己の勝手な思い込みを他人に投影しているだけ。
しかし、いくら走りにくいと言ってもホイールやタイヤ、ガイドやモーター、ギヤなどを交換したり改造して、もっとラクしたいとか他人より速くしたいとか、そういうのは私が今やりたいこととは全く別の遊びだ。
言いたいのは、本来そんな車がやりたかったら、Slot-itかNSRがあるだろう。カレラみたいな改造しにくい子供向け玩具を、わざわざSlot-itモドキやNSRモドキみたいな奇形車に作り変える必要はないし、それではカレラだって可哀想だろう。
実際のスピードなんか遅くても、全然かまわない。それは、私たち夫婦の頭の中では時速300キロを超えてるから。コースだって部分によってUKシルバーストーンだったりTXオースティンだったり、脳内で合成された風景が見えている。
スロットカーは極めてバーチャルなゴッコ遊びだと思う。いわばプロジェクションマッピングみたいなもの。1/32のミニカーとコースに、知識と経験と思い入れで補正をかけた脳内イメージを投影できる人でないと、実際のスピードに関係なくノーマル玩具でゴッコ遊びを楽しむなんてことは不可能だと思います。
2014年10月17日金曜日
2014.10 秋の日帰り旅行
群馬のホビーショップTOSCOは、関越道の沼田インターから程近く、わりと分かりやすい場所にあった。地図で沼田高校を目指していくと、ちょうどその向かいにある建物の2階だ。2014年に新しくオープンしたお店と聞いたが、既に常連さんも定着しているようだ。
中には早くも、改造FF車に挑戦している方がいたり。
まあ誰もが一度は通る道だね、これは。
まあ誰もが一度は通る道だね、これは。
作ってみれば、FF車というものへの理解が深まることと思う。そして実車とオモチャの違いもよく分かるはずだ。
実車では世界中でFF全盛なのに、なんでスロットカーでFF車は成功しないのかということが。
何でも実際にやってみて考えることにより、単なる知識が血肉を伴って理解できると思う。
実車では世界中でFF全盛なのに、なんでスロットカーでFF車は成功しないのかということが。
何でも実際にやってみて考えることにより、単なる知識が血肉を伴って理解できると思う。
同じように32スロットカーを始めたばかりの頃の自分を思い出し、微笑ましく感じた。
コントはデジタルが主流らしく、比較的高価な京商の無線コントも、既に普通に使われていた。しばらく様子を見て、レーンが空いた時間帯でコースデビュー。最初はクセのない旧車で様子をみる。
まずは自作系のハコスカGTRと240Zで、路面の状態をチェック。なるほど、いい感じのコースだな。。しかし、もうちょっと速い車の方がコーナーの特性を探れそうか・・・などと考え事をしながら。
そして何気なく、ずっとケースに入れっ放しのNSRアバルトを手に取ってみた。
酒々井SRCでも思い出したときに時々走ってみる程度の車だが、走るたびに「そろそろメンテだな」と思う1台。しかしハズレ車ゆえにイマイチ愛着が湧かず、いつも放りっぱなしの車だった。
酒々井SRCでも思い出したときに時々走ってみる程度の車だが、走るたびに「そろそろメンテだな」と思う1台。しかしハズレ車ゆえにイマイチ愛着が湧かず、いつも放りっぱなしの車だった。
数周ほど走ってみて、やはりどこで走っても、同じように気持ちよくないクルマだなと再確認。アバルトから別の車に交代しようと思ったその瞬間だった。
突然、「おお、アバルトなら皆んな持ってますよ。レースやろう!」と声が掛かる。
・・・まぁ〜大して好きでもないクルマを、頼まれもしないのに自分から出して走らせていたのだから、これは仕方ない。それに地元レーサー側からすれば、わざわざやって来た私たちがどれほどの腕前かと、興味津々で見ていたことと思う。
そういう、目を皿にして様子見をしている時間帯に出してきたクルマがこれだ。ハタから見たら、私がアバルトを気に入っていて自信もあるのだろうと受け取られて当然だった。
スロットカー遠征では常に、いきなり始まる他流試合への心構えが必要だ。まして彼の地は例のファンタジー峠ドリフトバトル漫画で名高い北関東、赤城/妙義/榛名のお膝元バリバリな群馬県だ。
そういう、目を皿にして様子見をしている時間帯に出してきたクルマがこれだ。ハタから見たら、私がアバルトを気に入っていて自信もあるのだろうと受け取られて当然だった。
スロットカー遠征では常に、いきなり始まる他流試合への心構えが必要だ。まして彼の地は例のファンタジー峠ドリフトバトル漫画で名高い北関東、赤城/妙義/榛名のお膝元バリバリな群馬県だ。
お声が掛かった以上は、相手の仕様をあれこれ尋ねたり、言い訳をして逃げるのは失礼にあたる。まずは黙ってありがたく一緒に遊んでいただくのがスジだ。
しかるのち、どんな仕様かとかどんな経験を積んできたのか、などと話が弾むかどうかは戦い方と相手の負けず嫌い具合と懐の深い浅いにより様々だと思う。
しかるのち、どんな仕様かとかどんな経験を積んできたのか、などと話が弾むかどうかは戦い方と相手の負けず嫌い具合と懐の深い浅いにより様々だと思う。
それなりに地元ローカル勢とのスパーリング相手が務まれば、晴れて走り仲間として認められたと思ってよいだろう。久し振りに大汗と冷や汗をかいたが、同時に爽快感もたっぷり。トスコの皆さん、ありがとうございました。
そのあとスケレBMWミニ、FLYのGr.5とかクラシック、FunCupビートル、SCXモーガン、NSUやらセブンまで色々走らせた。そして、最近気に入ってあちこちで走らせているカレラのDTMとF1も、やはりここで走らせたい。
今回はDTMではなく、できればF1の動画を撮りたいと思っていました。
群テレ取材のトスコYoutube動画を見たときから、気分はすっかりF1バレンシアか、ソチか、ってな具合。
しかし、カレラF1で走り始めると、またしてもギャラリーに何やらザワメキが。。
背後から、ポツリと声が掛かった。
「それって、RBなにでしたっけ?」
むむっ、デキる。そして、よく見ている。
今のF1をよく知らない人にはサッパリ分からんだろうけど。
カレラは横着なスケレと違ってF1をちゃんと年式違いフォルム違いでモデルアップしている。そしてフェラーリとレッドブルだけは毎年、前シーズンの型遅れで2011、12、13年式と出ている。RBとはレッドブルのことで、各年式の型式名がRB7、8、9だ。
つまり、いまコース上を走っているのはいつの年式のカレラF1レッドブルかと質問しているのだ。私が走らせている最新フェラーリのF138ではなく、イガ師匠のRB9への質問なのは、少々残念だが。
振り向くと、メガネの向こうの眼光キラリと鋭いひとりの男。
それをキッカケに、他数名の男達にも取り囲まれ、質問責めにあう。
なるべく分かりやすく答える努力をした。
◆ 私たち夫婦は2007年以降、新旧様々なメーカーのF1を、ノーマグで走らせ続けてきたこと。
◆ 2014年はノーマグノーウエイトに純正アクスルと純正タイヤが、自分縛りのテーマであること。
◆ ハズレない車づくりの追求よりは、ハズさない走り方のほうに、より興味が引かれるということ。
◆ 削ろうと削るまいと、タイヤができるまでには、やはり相当量の走り込みが必要であること。
すると、また驚かされた!まず、そこにいた地元のメンバーさん達が、事前に約束していたわけでもないのに3人もカレラF1を持ち歩いてる、というだけで充分な驚きだったが。
F1といえばモータースポーツ世界のトップカテゴリーだ。実際の車両自体も、かなり特殊。ちょっと腕に覚えがある、ぐらいな一般人では発進できないかコースで即スピンするような車だ。
だから元がいくら子供のオモチャとはいえ、スロットカーのほうだって、おいそれと初心者でも楽に走れるようでは情けない。それよりマシンをコース上にとどめることさえ困難なほど、ただ走らせるのでさえ思いっきり難しいぐらいがF1ゴッコとしては達成感があるだろうと思う。
F1といえばモータースポーツ世界のトップカテゴリーだ。実際の車両自体も、かなり特殊。ちょっと腕に覚えがある、ぐらいな一般人では発進できないかコースで即スピンするような車だ。
だから元がいくら子供のオモチャとはいえ、スロットカーのほうだって、おいそれと初心者でも楽に走れるようでは情けない。それよりマシンをコース上にとどめることさえ困難なほど、ただ走らせるのでさえ思いっきり難しいぐらいがF1ゴッコとしては達成感があるだろうと思う。
「なので私が目指しているのは日本で一番キビシイ、カテゴリーです」という言葉に火が付いたか。それで諦めるかと思ったら、やおら皆さん磁石をはずし始めた。
なんという男たちだろう! こんな話の早い連中は、初めてだ。さすがは群馬。見ていると、何周かいろいろトライしてみて、早くもタイヤを削り始めたカンのいい人もいる。
やたら気楽にトバしている車も1台あったが、たぶんカレラF1には磁石が2箇所あることを知らず、アクスル下の1個がまだ残っているのだろう。
タイヤをトゥルーイングしてないノーマグカレラF1が、ウエイトも乗せないで最初からそんなに走りがよいというのは、大体そのパターンだ。
本当に磁石を全部はずしたら、そんな気軽で簡単に走れるような甘いシロモノでは決してないのだ。
やたら気楽にトバしている車も1台あったが、たぶんカレラF1には磁石が2箇所あることを知らず、アクスル下の1個がまだ残っているのだろう。
タイヤをトゥルーイングしてないノーマグカレラF1が、ウエイトも乗せないで最初からそんなに走りがよいというのは、大体そのパターンだ。
本当に磁石を全部はずしたら、そんな気軽で簡単に走れるような甘いシロモノでは決してないのだ。
見ていてあまりに走りがよいので、借りて走ってみたら、やはりそうだった。磁石って本当に有難いのだ。これこそ文明の進歩と思う。
しかし、ここで私があんまり厳密に目くじら立てて、せっかくのノーマグ気分に水を差すのは野暮というもの。そこは、今後いつか周りで気付いたメンバーさんが、やんわり教えてあげればよいだけのことと思い、私からは言わないようにした。
そんなことよりまずは皆んなでワイワイ遊んで、わざわざキビシイ車を作って走らせる難しさ面白さという世界を知ってもらいたかった。
トスコの皆さんは、なかなか楽しませてくれる。
そのあたりを、動画に撮ってみました。その場の楽しさが少しでも、伝わればいいな。
---------------------------------------------------------------------------------◆カレラF1
日時: 2014.10.12@沼田TOSCO
車種: Ferrari F138、RedBull RB9、ほか
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホに純正ゴムタイヤ接着&真円出し。
2014年9月27日土曜日
2014.09 温故知新
大和のビッグバンは、たしか2006年頃にOpenしていたと思う。関東で唯一カレラコースを組んでいた巣鴨さかつうを別にすれば、当時バンプロ系32ウッドコースとしては最初に恵比寿があり、そのあと港北、等々力、大和、東雲、銀座が近い時期に相次いでオープンしたため、正確にどこがどの順番だったかというのは、コース設営したバンプロ以外では知る由もない。
どこも全て現在進行形で体験したが、浦安から一番遠かった大和だけは、今年まで訪れる機会がなかった。もともとSCJタイプ1というコースは港北ミナモにあり、さほど気持ちよさを感じないレイアウトだった。だから、わざわざそれと同じレイアウトを走るために遠くまで行く気にはならなかったのだ。
結局恵比寿や港北や巣鴨は姿を消してしまったが、今でも大和が続いているのは立派なことだと思う。流行り廃りの早い業界では、いまや銀座、東雲と並んで老舗の1軒になったといってよいだろう。
初めて訪問したときは、交通アクセスを調べるため事前にビッグバンのwebサイトを見て行った。プラコースの画像があり、走行イメージを想像しつつ訪問したが、実際に走ってみたら少し印象が変わった。ウッドのSCJタイプ1ではなく、カレラ製プラコースのほうの話だ。
まず路面は、皆さんタイヤに気を使っているのか、しっかり乾いており変なテカリが出ていない。これはいいな、と好感を持った。
何周か走ってみると独特のリズム感があって、それを掴めばキレイに走らせることができる。こういうレイアウトのコースは、速さを追求して金魚走りをするよりも、気持ちよくキレイに駆け抜けたいものだ。
言葉で表現するのはちょっと難しいので、コース紹介になるような動画を撮ってみた。
最近カレラDTMは全国的に人気が出てきたようだ。皆さん、意外と気になってたんだろうか。大和でも1日のうちに白M3を2台と白黄A5を1台見かけた。こんなにあちこちのサーキットでカレラを目撃したことは、過去なかった気がする。
---------------------------------------------------------------------------------
◆カレラDTM
日時: 2014.09.23@大和Big Bang
車種: BMW M3、Audi A5
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホに純正ゴムタイヤ接着&真円出し。
まだ大和に行ったことがない人にも、何となくコースの感じを掴んでもらえたらいいなと思う。
どこも全て現在進行形で体験したが、浦安から一番遠かった大和だけは、今年まで訪れる機会がなかった。もともとSCJタイプ1というコースは港北ミナモにあり、さほど気持ちよさを感じないレイアウトだった。だから、わざわざそれと同じレイアウトを走るために遠くまで行く気にはならなかったのだ。
結局恵比寿や港北や巣鴨は姿を消してしまったが、今でも大和が続いているのは立派なことだと思う。流行り廃りの早い業界では、いまや銀座、東雲と並んで老舗の1軒になったといってよいだろう。
初めて訪問したときは、交通アクセスを調べるため事前にビッグバンのwebサイトを見て行った。プラコースの画像があり、走行イメージを想像しつつ訪問したが、実際に走ってみたら少し印象が変わった。ウッドのSCJタイプ1ではなく、カレラ製プラコースのほうの話だ。
まず路面は、皆さんタイヤに気を使っているのか、しっかり乾いており変なテカリが出ていない。これはいいな、と好感を持った。
何周か走ってみると独特のリズム感があって、それを掴めばキレイに走らせることができる。こういうレイアウトのコースは、速さを追求して金魚走りをするよりも、気持ちよくキレイに駆け抜けたいものだ。
言葉で表現するのはちょっと難しいので、コース紹介になるような動画を撮ってみた。
最近カレラDTMは全国的に人気が出てきたようだ。皆さん、意外と気になってたんだろうか。大和でも1日のうちに白M3を2台と白黄A5を1台見かけた。こんなにあちこちのサーキットでカレラを目撃したことは、過去なかった気がする。
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◆カレラDTM
日時: 2014.09.23@大和Big Bang
車種: BMW M3、Audi A5
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホに純正ゴムタイヤ接着&真円出し。
まだ大和に行ったことがない人にも、何となくコースの感じを掴んでもらえたらいいなと思う。
2014年8月24日日曜日
2014.08 夏の西方遠征
スロットカーを始めて今年で10年目となったが、自分でスロットカーの動画を撮り始めたのは、ようやく今年になってからだ。
今年の春に新生Bandiniを再訪したあと、改めて自分達の足跡を振り返る機会があった。そのとき膨大なジャンクを含むスロットカーの他には、思い出をカタチとして残してきたものがあまりにも少ないことに気付き、愕然とした。
たった10年足らずとはいえ、スロットカーに出会ったおかげで私たち夫婦は各地で沢山の人達と交流し、一緒に濃密な時間を共有してこれたのは、本当に幸せなことだと思う。各地で出会った人達とはその短い出会いの時間の中で、一緒に走ってお互いに対する理解を深めあってきたし、同じ趣味の者同士なら、年齢や主義主張を超えて語り合いたいことが沢山あるものだ。気の合った人なら、過ごしたい時間が、いくらあっても足りないぐらいだった。
なのに振り返ってみると、記憶の中の膨大な思い出に比べたら、形として残っているものは、自分の作った車の写真や店舗ブログから気に入ったものを時々DLしておいた当時のレース風景などがほんのわずか。あのころ隆盛を極めていた各地BBSでのやりとりでさえ、店舗閉鎖やプロバイダ廃業にともない、今となってはweb上にキャッシュすら残っていない惨状だ。
当時はまさか、毎週末の熱く楽しかった日々が跡形もなくなるなんて想像してなく、それが永遠に続くと思っていたので、記録とかバックアップなど誰も力を入れてなかった。
これから先、今よりもっと歳を取れば私の頭も朦朧、記憶も曖昧になっていくだろうし、いつ突然にコントが握れなくなる日がくるかも分からない。いつかそうなった時でも、せめてあとで見返して「あの頃は本当に楽しかったなあ」と思い出を辿るよすがにしたい気持ちもあった。
そう思ったら、楽しく遊んだ経験を「ああ楽しかった」「いい思い出ができたな」なんて贅沢に記憶と時間の流れと気分に任せてしまうのではなく、やはり記録としてしっかり残しておきたくなった。スロットカーは走らせて遊ぶオモチャだから、やはり写真よりは動画のほうが相応しいという気がする。
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神戸Curouto亡きあと大阪Sakky's Collectionsは何度も訪問しているが、動画を撮るような機会はなかった。だから今年のSakky's訪問では、やはりこのコースで自分たちの走りを撮っておきたいと思っていた。
動画撮影のほかにも、私たち夫婦の今年のSakky's訪問テーマは、大きく2つあった。
いままでNINCOコースでFLYポルといえば、私はどうしても神戸Curouto仕様のヘビーウエイト+アルミホイールという印象だった。もちろん、Curouto仕様というのは走りのためだけのアルミ化ではなく、荒れた路面で激しいレースを続けるためマシンの耐久性を向上する必要から生まれたものだった。
そのCurouto仕様の走りをよく知っているだけに、「NINCOコースで少ウエイトのRRは絶対まともに走らないだろう」という先入観があり、大阪では混んだコースで皆さんの迷惑にならないよう、走らせなかった。ところが今回、名古屋のNINCOコースで初めて試した純正足回りの「ほぼ」ノーウエイト仕様でも、こんなにキレイに走れることを知って超ビックリ! まともに走らないどころか、そのあまりにも素晴らしすぎる挙動に感動し、編集はスローモーションを多用してしまった。
もっとも、イガ師匠は超ベテランの911マイスターなので、誰でもこういう走りができるとは限らないが。。。
♀イガ師匠のコメント
「うん。今回のコースは、前よりナカナカいいんじゃないの〜」
・・・どこまでも、師匠ならではのコメントだ。
ノリさん、すまぬ。。
まあ旧SCPコースのサブマリン部分など、本家バルセロナPalauのコースもご存じな師匠だけに、軽〜いお言葉使いの中にもやはり独特の深みというか経験の重みを感じる。しかし、たぶんイガ師匠にしては最大級の賛辞。かなりお気に召されたご様子だった。
ノリさん、よかったね!
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◆カレラDTM
日時: 2014.08.20@名古屋Slot Car Park
車種: BMW M3、Audi A5
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR(2)
次はノリ店長によるチュートリアルで、私と一緒に走っていただく。
大阪でも快適に走れたカレラDTMは、ここ名古屋でも気持ちよく走ることができた。
あと、さすが名古屋だなと思ったのは、早くもノリ店長のカウンターに3Dプリンタ出力のカレラDTM用Slot-itシャーシが置かれていたことだ。ABSライクの実物を見たのは私も初めてだが、ご厚意により実際に触らせてもらうことができた。じっくりとイジリ回してみた結果、素材の強度やフレックスも実用上は全く問題なさそうと感じた。またSlot-itらしい心遣いもアチコチに追加されていて、レース指向の強い設計になっている。今後タイヤが消耗して足回りがダメになった時に、再び純正で作り直すか、このSlot-itシャーシを使ってアングルワインダーで作り替えるか、選択肢になりそうだ。悩みの核心は、何でもかんでもSidewaysみたいな走りになってしまうことへの懸念だ。Flat6というモーターの、個性が強すぎるのかもしれない。
今回の名古屋訪問では、意欲的に新しい素材に取り組む姿勢がいかにも名古屋らしいなと感じた。Slot-itのデジタルコントが出たときもそうだったが、やはり話題の新製品にイチ早く、実際に手を出してみるのは名古屋人。いつも運良くそういうタイミングで名古屋に立ち寄ったりするので、私も新しい知識を実物で補強できるのは大変有難いことだ。海外からの情報だけならネットで早くから知っている人も増えたが、やはり実物を手にとって確かめるのとは違う。いくらバーチャルな世の中でも、そういうリアルの部分を抜きでは語れないアナログ趣味の世界で、出会った方々と一緒に楽しさを分かち合ったり、驚きを与え合ったり、リスペクトを抱き合ったりして、長く楽しんでこれたのは本当に幸せなことだと思う。
今年の夏休みも、そういう新たな発見や経験・体験を夫婦円満の糧にすることができた。そしてまた、一緒に遊んでいただいた皆さんには今年も感謝している。
今年の春に新生Bandiniを再訪したあと、改めて自分達の足跡を振り返る機会があった。そのとき膨大なジャンクを含むスロットカーの他には、思い出をカタチとして残してきたものがあまりにも少ないことに気付き、愕然とした。
たった10年足らずとはいえ、スロットカーに出会ったおかげで私たち夫婦は各地で沢山の人達と交流し、一緒に濃密な時間を共有してこれたのは、本当に幸せなことだと思う。各地で出会った人達とはその短い出会いの時間の中で、一緒に走ってお互いに対する理解を深めあってきたし、同じ趣味の者同士なら、年齢や主義主張を超えて語り合いたいことが沢山あるものだ。気の合った人なら、過ごしたい時間が、いくらあっても足りないぐらいだった。
なのに振り返ってみると、記憶の中の膨大な思い出に比べたら、形として残っているものは、自分の作った車の写真や店舗ブログから気に入ったものを時々DLしておいた当時のレース風景などがほんのわずか。あのころ隆盛を極めていた各地BBSでのやりとりでさえ、店舗閉鎖やプロバイダ廃業にともない、今となってはweb上にキャッシュすら残っていない惨状だ。
当時はまさか、毎週末の熱く楽しかった日々が跡形もなくなるなんて想像してなく、それが永遠に続くと思っていたので、記録とかバックアップなど誰も力を入れてなかった。
これから先、今よりもっと歳を取れば私の頭も朦朧、記憶も曖昧になっていくだろうし、いつ突然にコントが握れなくなる日がくるかも分からない。いつかそうなった時でも、せめてあとで見返して「あの頃は本当に楽しかったなあ」と思い出を辿るよすがにしたい気持ちもあった。
そう思ったら、楽しく遊んだ経験を「ああ楽しかった」「いい思い出ができたな」なんて贅沢に記憶と時間の流れと気分に任せてしまうのではなく、やはり記録としてしっかり残しておきたくなった。スロットカーは走らせて遊ぶオモチャだから、やはり写真よりは動画のほうが相応しいという気がする。
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神戸Curouto亡きあと大阪Sakky's Collectionsは何度も訪問しているが、動画を撮るような機会はなかった。だから今年のSakky's訪問では、やはりこのコースで自分たちの走りを撮っておきたいと思っていた。
しかし行ってみたら今回は、ものすごい大盛況!ゆったり腰を据えて「どんなアングルがいいか・・・」なんて悠長にカメラを構えてるヒマは、到底なかった。
仕方なく、今回の大阪撮影は諦めた。これが最後でもないので、また次回。
もちろんサーキット走行のほうは、いつもどおりチャレンジングで大変楽しく走らせていただいた。
<当日の様子はコチラ>
仕方なく、今回の大阪撮影は諦めた。これが最後でもないので、また次回。
もちろんサーキット走行のほうは、いつもどおりチャレンジングで大変楽しく走らせていただいた。
<当日の様子はコチラ>
【Sakky★Bossさんのブログ】
1)
ウエイトなし100%純正で仕上げたFLYクラシックが、大阪Sakky'sのコースで通用するかどうか。
2)
ウエイトなし100%純正で仕上げたカレラDTMが、大阪でも楽しく走れるかどうか。
どちらも純正タイヤを純正プラホイールと接着してトゥルーイングしている。これは社外パーツを使わないでノーマグノーウエイトを楽しむには、基礎中の基礎となる調整だ。結果としては、どちらも快適に走らせることができた。
特に純正プラホ&純正ラバーのFLYクラシックがウエイトなしで、NINCO路面でハネたりもせず、まるでマグ車のようにスーッと吸い付いたように走る姿には、その場にいた全員が驚嘆!作った私自身も、これほどまで素晴らしい走りが可能とは期待していなかった。
5月に難攻Bandiniを走ったときも確かにいい走りだと思ったが、それでも大阪Sakky'sは神戸Curoutoの流れを汲むタイプの、立ち上がり加速からスピードの伸びまで重視する中級テクニカルコース。いにしえのCurouto仕様FLYクラシック、「ヘビーウエイト+足回り総Slot-it化」ならではの壮絶な走りを覚えているだけに、今回のそれは大きな感動を伴う体験だった。
特に純正プラホ&純正ラバーのFLYクラシックがウエイトなしで、NINCO路面でハネたりもせず、まるでマグ車のようにスーッと吸い付いたように走る姿には、その場にいた全員が驚嘆!作った私自身も、これほどまで素晴らしい走りが可能とは期待していなかった。
5月に難攻Bandiniを走ったときも確かにいい走りだと思ったが、それでも大阪Sakky'sは神戸Curoutoの流れを汲むタイプの、立ち上がり加速からスピードの伸びまで重視する中級テクニカルコース。いにしえのCurouto仕様FLYクラシック、「ヘビーウエイト+足回り総Slot-it化」ならではの壮絶な走りを覚えているだけに、今回のそれは大きな感動を伴う体験だった。
<ご注意!>
・サーキットによっては理由の如何を問わず、一律すべて「タイヤ削ったらレギュレーション違反」と見なされます。
・レースで遊ぶ人は基本的には常に、いつも走っている場所のレースレギュレーションに従ってください。
・黙って勝手に他の人と違うことをやると、レースは勝ち負けの遊びなのでモメゴトのタネになります。
今回の大阪訪問で予定していた動画撮影はできませんでしたが、新たな収穫もあった。比較的新しい常連のヨッシーさんとは何度か面識はあったが、一緒にクルージングしたのは初めてだと思う。
既にレースデビューも果たしているので、やはり走り方は安心感がある。久し振りに、ちょっと楽しかったな。やはりスロッター同士は、ただおしゃべりをしてるだけより、一緒に走りながらのほうが色々と伝わってくるものがあると思う。
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・サーキットによっては理由の如何を問わず、一律すべて「タイヤ削ったらレギュレーション違反」と見なされます。
・レースで遊ぶ人は基本的には常に、いつも走っている場所のレースレギュレーションに従ってください。
・黙って勝手に他の人と違うことをやると、レースは勝ち負けの遊びなのでモメゴトのタネになります。
今回の大阪訪問で予定していた動画撮影はできませんでしたが、新たな収穫もあった。比較的新しい常連のヨッシーさんとは何度か面識はあったが、一緒にクルージングしたのは初めてだと思う。
既にレースデビューも果たしているので、やはり走り方は安心感がある。久し振りに、ちょっと楽しかったな。やはりスロッター同士は、ただおしゃべりをしてるだけより、一緒に走りながらのほうが色々と伝わってくるものがあると思う。
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◆FLYポルシェ
日時: 2014.08.20@名古屋Slot Car Park
車種: Porsche 911【FLY】
仕様: ノーマグ、ほぼノーウエイト、純正プラホに純正ゴムタイヤ接着&真円出し。
日時: 2014.08.20@名古屋Slot Car Park
車種: Porsche 911【FLY】
仕様: ノーマグ、ほぼノーウエイト、純正プラホに純正ゴムタイヤ接着&真円出し。
スロットカー以外にも大阪・神戸で数日間のB級グルメツアーを堪能したあとは、帰りに名古屋へ立ち寄った。
今年はノリさんのSlot Car Parkが場所移転したので、新しいお店のお祝いを兼ねて、新コースを走りに行ってきた。まずはイガ師匠に、様子をみていただく。大阪では大混雑のため危なくてテストできなかった、例の「ほぼノーウエイト」のFLY911の走り。
そのCurouto仕様の走りをよく知っているだけに、「NINCOコースで少ウエイトのRRは絶対まともに走らないだろう」という先入観があり、大阪では混んだコースで皆さんの迷惑にならないよう、走らせなかった。ところが今回、名古屋のNINCOコースで初めて試した純正足回りの「ほぼ」ノーウエイト仕様でも、こんなにキレイに走れることを知って超ビックリ! まともに走らないどころか、そのあまりにも素晴らしすぎる挙動に感動し、編集はスローモーションを多用してしまった。
もっとも、イガ師匠は超ベテランの911マイスターなので、誰でもこういう走りができるとは限らないが。。。
♀イガ師匠のコメント
「うん。今回のコースは、前よりナカナカいいんじゃないの〜」
・・・どこまでも、師匠ならではのコメントだ。
ノリさん、すまぬ。。
まあ旧SCPコースのサブマリン部分など、本家バルセロナPalauのコースもご存じな師匠だけに、軽〜いお言葉使いの中にもやはり独特の深みというか経験の重みを感じる。しかし、たぶんイガ師匠にしては最大級の賛辞。かなりお気に召されたご様子だった。
ノリさん、よかったね!
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◆カレラDTM
日時: 2014.08.20@名古屋Slot Car Park
車種: BMW M3、Audi A5
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR(2)
次はノリ店長によるチュートリアルで、私と一緒に走っていただく。
大阪でも快適に走れたカレラDTMは、ここ名古屋でも気持ちよく走ることができた。
あと、さすが名古屋だなと思ったのは、早くもノリ店長のカウンターに3Dプリンタ出力のカレラDTM用Slot-itシャーシが置かれていたことだ。ABSライクの実物を見たのは私も初めてだが、ご厚意により実際に触らせてもらうことができた。じっくりとイジリ回してみた結果、素材の強度やフレックスも実用上は全く問題なさそうと感じた。またSlot-itらしい心遣いもアチコチに追加されていて、レース指向の強い設計になっている。今後タイヤが消耗して足回りがダメになった時に、再び純正で作り直すか、このSlot-itシャーシを使ってアングルワインダーで作り替えるか、選択肢になりそうだ。悩みの核心は、何でもかんでもSidewaysみたいな走りになってしまうことへの懸念だ。Flat6というモーターの、個性が強すぎるのかもしれない。
今回の名古屋訪問では、意欲的に新しい素材に取り組む姿勢がいかにも名古屋らしいなと感じた。Slot-itのデジタルコントが出たときもそうだったが、やはり話題の新製品にイチ早く、実際に手を出してみるのは名古屋人。いつも運良くそういうタイミングで名古屋に立ち寄ったりするので、私も新しい知識を実物で補強できるのは大変有難いことだ。海外からの情報だけならネットで早くから知っている人も増えたが、やはり実物を手にとって確かめるのとは違う。いくらバーチャルな世の中でも、そういうリアルの部分を抜きでは語れないアナログ趣味の世界で、出会った方々と一緒に楽しさを分かち合ったり、驚きを与え合ったり、リスペクトを抱き合ったりして、長く楽しんでこれたのは本当に幸せなことだと思う。
今年の夏休みも、そういう新たな発見や経験・体験を夫婦円満の糧にすることができた。そしてまた、一緒に遊んでいただいた皆さんには今年も感謝している。
2014年8月7日木曜日
最近の到着品など。
また新たな不人気カテゴリを探して、他の人がやらなそうな苦労のタネを買い込んでみた。純正アクスル&タイヤの地獄コンビがなかなか手ごわい、カレラだ。
こないだ手に入れた2012年型DTMの走りが予想ほど悪くなかったことに気を良くして、同様のカテゴリとしてGT500を増車。DTMの車両規定を導入する前の2008年型GT-Rだから、車体やウイング形状も違うが、好きなものは仕方ない。ずっと買いそびれたままだったのを、2台セットで発見したので購入。
しかし、やっぱり勿体なくて走らせないかも。もとい、浮気してないでDTMをもっと走らせて熟成させないと。
そしてNbF夫婦といえばハズせないノーマグF1のお題として、2013年型の最新カレラF1。
ノーマグカレラは、どんなに苦しくても可能な限り純正タイヤのまま走らせるのが今年のマイテーマ。
とはいえ、やはりアタマの片隅には「どれほど仕上がっても、所詮はカレラ」という意識があるのも事実。カレラのF1は、特にそう。
突き詰めて考えると不満だらけで嫌いになるので、ウエイト配分ほかシビアな調整に頭を悩ませたくない。だから今のところはノーウエイトのままで走らせている。タイヤが育つことを信じて、ただ黙々と、ひたすらに走り込むのみ。ウエイトなしで走らせても無用にハネないところだけは、カレラコースの美点だ。
----------------------------------------------------------
他には、ぜんぜん手ごわくない趣味のアイテムもいくつか入手した。
こちらは、かなり昔の到着品だが発売と同時に本国オーダーしたSideways限定品の935-78サイケ。
最凶にカッチョイイが、走らせる気は全然なし。走らせる車ばかりでなく、たまにはそういう買い物もしている。
あとは、今の旬といえばScaleautoの935-77と935J。
これもFLYの935K3あたりと同じ普通のサイドワインダーなので、走りは充分に想像がつく。まあ急いで開封する必要もないか。。同じGr.5とはいえ、どうせSidewaysと一緒のペースでは走れないだろう。
いつかFLYのGr.5が脚光を浴びる日が来れば、一緒に走ってみるのもいいかも知れない。
こうやって、今すぐ走らせなくても購入しておくのは、すべて老後の楽しみと思っている。
こないだ手に入れた2012年型DTMの走りが予想ほど悪くなかったことに気を良くして、同様のカテゴリとしてGT500を増車。DTMの車両規定を導入する前の2008年型GT-Rだから、車体やウイング形状も違うが、好きなものは仕方ない。ずっと買いそびれたままだったのを、2台セットで発見したので購入。
しかし、やっぱり勿体なくて走らせないかも。もとい、浮気してないでDTMをもっと走らせて熟成させないと。
そしてNbF夫婦といえばハズせないノーマグF1のお題として、2013年型の最新カレラF1。
ノーマグカレラは、どんなに苦しくても可能な限り純正タイヤのまま走らせるのが今年のマイテーマ。
とはいえ、やはりアタマの片隅には「どれほど仕上がっても、所詮はカレラ」という意識があるのも事実。カレラのF1は、特にそう。
突き詰めて考えると不満だらけで嫌いになるので、ウエイト配分ほかシビアな調整に頭を悩ませたくない。だから今のところはノーウエイトのままで走らせている。タイヤが育つことを信じて、ただ黙々と、ひたすらに走り込むのみ。ウエイトなしで走らせても無用にハネないところだけは、カレラコースの美点だ。
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他には、ぜんぜん手ごわくない趣味のアイテムもいくつか入手した。
こちらは、かなり昔の到着品だが発売と同時に本国オーダーしたSideways限定品の935-78サイケ。
最凶にカッチョイイが、走らせる気は全然なし。走らせる車ばかりでなく、たまにはそういう買い物もしている。
あとは、今の旬といえばScaleautoの935-77と935J。
これもFLYの935K3あたりと同じ普通のサイドワインダーなので、走りは充分に想像がつく。まあ急いで開封する必要もないか。。同じGr.5とはいえ、どうせSidewaysと一緒のペースでは走れないだろう。
いつかFLYのGr.5が脚光を浴びる日が来れば、一緒に走ってみるのもいいかも知れない。
こうやって、今すぐ走らせなくても購入しておくのは、すべて老後の楽しみと思っている。
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