さっそく走行チェックと通電確認など微調整チューニングを兼ねて、カレラのフェラーリF138で走ってみた。
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◆カレラF1
日時: 2015.01.31@千葉SRC
車種: Ferrari F138
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR
このF1は到着から半年間、夫婦でたっぷり楽しんできた。最初は硬かったタイヤも日本各地のサーキットを駆け抜け、ところどころ部分的に皮が薄くなってエアータイヤとなり、ゴム自体も微妙に溶けかけている。
そろそろ引退予定だったが、グリップが落ちタイムが落ち、モーターもへたってきたところで、ようやくハンドリングとバランスしてきたような気がする。バランスしてきたというか、単に蹴り出しが弱くなったおかげでプッシングアンダーが減っただけかもしれない。
走らせにくいクルマってとこは、1ミリも変わらないが相変わらず、なかなか挑み甲斐があるマシンだぜ!・・・ってことにしとくか。
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◆SCX Classic (EXIN)
日時: 2015.01.31@千葉SRC
車種: Seat 850 coupe
仕様: ノーマグ、ウエイト、純正プラホ+純正ラバー接着TR
こちらはF1とは正反対のレトロ車両で同じコースを走ったら、というオマケ映像。共通点としては、どちらも超~~走らせにくいクルマ。カウンターが間に合わないと、即スピン!みたいなハンドリングで、カレラF1のほうがマイルドな操縦性と感じるほどだ。
しかし「カミソリのような鋭さ」って、アンダー1000ccのこんな遅い旧車に使いたくない形容だね。
実際そういう許容しないハンドリングといったら、昔のスロットカーというのは全般的にメチャクチャ手ごわいものだ。フロントアクスルが上下前後左右に全遊動式。リヤも同じく、アクスルブッシュの中であちこち勝手放題に遊動。しかもピンガイドのこういう車なんか、もう・・・大変という言葉では足りない。
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そのままでイマドキの普通のSCXあたりと一緒に走ろうと思ったら無理で、それはそれは大変な走り。どういう大変さかは、、、自分で買って走らせた人だけが知っていればよいことだ。経験ない人に何でもかんでも上っ面で情報だけ共有するのは害悪だと思っている。
ガイドブレードがブラシごと首を振る、という進歩がどれだけ有難いことか、よく分かる。ふだん同じイマ車を走らせて遊んでいても、そういうことを知っている人と知らない人は、考え方も行動も違って当然。「なぜ、こうなのか」 の芯が分かっていれば、パーツなんか替えなくても調律としてのチューニングだけで、ある程度は速くなるものだ。
タイヤの進化だって、そうだ。オモチャだから、たかがラバーのムクだが、時代によって幅や素材が変わっている。それは「当たり前」という言葉の内容が昔と今では丸っきり違うんだよ、ということだ。実車と同じように、そういう時代の変化が実際のハンドリングでも追体験できる。
オモチャは所詮どこまでいっても実車の似姿でしかないが、作った人の気持ちが垣間見えるときがある。そんなところが感慨深く、かつ愛おしいと思う。
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