2014年5月13日火曜日

第二章、始まる。

2013年の冬から、千葉は酒々井のSRCというプライベートサーキットで走っている。
http://blogs.yahoo.co.jp/r35z33nismo

SRCはショップではなく個人が趣味で主催しているクラブサーキットのため「一見さんお断り」ということのようだ。上記Y!ブログからオーナーさんに直接連絡を取ってみるのがよいだろう。
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SRCはカレラの広大なサーキットだ。いままで私はカレラのコースを走っても、特別に気持ちよいとかいう印象は全然なかったが、SRCで走り始めてからは認識を大きく改めた。

とにかくここは、走りやすいことが何よりも素晴らしいと感じる。

走るための環境として、ガイドがひっかかったりつまずいたり予期せぬ前転や横っ跳びなどしないで、ウッドコースとほぼ同じような快適さで気持ちよく車を走らせることができる、という意味だ。カレラのコースパーツは、そういう設計になっている。

巨大なサーキットで車の性能をフルに出しきって思いっきり走りを堪能できる、そのこと自体の爽快感がある。しかしコーナーをギリギリまで攻める難しさは、環境的な走りやすさとはまったく別の次元の話。

総延長は約60m。決してタイトに詰め込んだインフィールドではなくこの長さがあるので、かなり大きなコースだ。20〜25Kクラスのモーターでも吹けきる10m程度の長いストレートが奥に2本あり、ジャンピングスポットやシケイン、スネークのRがほどよく連続するリズムがよい。

(※このphotoは旧レイアウトで、現時点では上記説明のようなレイアウトになっている。)

いままで大嫌いだったスネークが、ここSRCでは気持ちよいリズムを生んでいる。ここで練習したおかげで、5/10@BANDINI再出発レースでのスネークも楽しむことができた。あそこではさんざん抜けて苦しんだが、それとは別の次元で楽しさはあった。あれは、変拍子なんだろうな。

SRCを走るなら、たいていのクルマはノーマグ&ノーウエイトで充分。もちろんノーマルホイール&タイヤであればトゥルーイングが非常に有効だ。

昔からカレラコースにはIndyをはじめとするシリコン系タイヤが相性よいが、スケレやFLYの純正ゴムもかなりイケる。私はシリコンよりは、こっち派。去年末にタイヤトゥルアーを手に入れてからは特に、FLYの純正ゴムのポテンシャルには正直、ものすごく驚いている。

Slot-itの「Fコンパウンド」はFLYのFだと思っている。熱が入ったときのガム化する感じがFLYのゴムにそっくりだ。しかし、誰も言わないが実はFLY純正ゴムのほうが高バランス高性能だ。

今は亡き「さかシリ」に負けてないどころか勝っている、と言ったらどれほどスゴイことか、分かる人には分かるのではないだろうか。

もちろん誰もが簡単に、とは言わないが、さかシリ級の超グリップタイヤに勝とうと思ったら常に、ちょっとしたコツが必要だ。いまや「さかシリ」=「ヘリテージ」を知っている人も減ってきたが、今で言えばMaxxTracとかライデン級という感じか。
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ある日そんなSRCでFLYトラックを走らせて遊んでいたら、とうとう私の9年物SISUの、フロントホイールのハブが粉々に砕けてしまった。今までマスキングテープや糸でぐるぐる巻きにして瞬着で固めたりしながら修理しダマしダマし延命を続けてきたが、とうとう粉になってしまってはお手上げだ。

長年使ってきたこのホイールに合わせてせっかくアタリの出てきたタイヤも諦めて、パーツ交換をする。ヤフオクで探してみたら、ootayaさんにあった。SISUのフロントアクスル。

その取引連絡で太田親分から「久しぶり!こんど5/10にバンディーニサーキットとして再出発レースをやるから、よかったら来てよ」とのお誘いが。

いただいたFBアドレスを覗いてみると、元々Bandini路面店だったほうをサーキットにして、その名もBANDINI VECCHIO CORSO、という。
https://www.facebook.com/BVC.AVANTIME?fref=photo

新たに再出発するサーキットの名前を、わざわざ「オールドコース」とはね!32スロットの老舗Bandini以外では、なかなかこれは名乗れないよなあ。。しかし、そこには太田親分の意気込みもやはり、あったのではないか。

そう思ったら、確かめずにはいられなくなった。待ってろよ、富士山!
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大変お日柄の良かった5/10(土)、SRCの鈴木オーナーと一緒に聖地へ行ってきた。浦安で待ち合わせ、鈴木オーナーのファーストクラス・プライベートジェット4輪にて。道中、オーナーいち押しのYAZAWAライブDVDを爆音で鑑賞しつつ。あっという間に2時間ほどで到着。


さっそくコースを検分する二人。「ふんふん、なるほど。。1コーナーは意外とスンナリ鼻が入ってくれそうだな・・」「お、ここのスネークは見た目と違って一筋縄ではいかなそうだぞ・・」


とりあえず普段のパーマ3ピンコントがブレーキ無し2ピンで使えることが分かりホッとする。この時点では通電確認程度でまだコースを攻めておらず、全員こんな余裕の表情が。

さて、走らせてみるか。どれどれ・・・。

板「あちゃー!あんなところでもハズレるぞ。。」
鈴「しまった!また、やっちゃったー。。。」

だんだん笑顔が消えていく二人。

すっかり真剣モード。

追いかける!

こんな感じで。LINE動画は、画質がえらい荒い。赤が私、白が鈴木氏。


しかし、キビシー!
こっちは普通の携帯カメラ動画。Bandiniはブレーキ回路がないので、長い直線でいい気になって調子に乗っていると1コーナー、いきなりのヘアピン突っ込みは恐怖以外の何物でもない。

コース脇にはピックアップ用のマジックハンドがあった。間違いなく、これの出番があるな。。
・・・うっ、掴んだらそのままロックしやがったっ!
このタイプは確かグリップの上にスライドロックがあってね、たまにロック側になってたりすると握ったときに・・・なにっ、スライド部品がそもそも無いだとっ!(ちゃんとひらいて戻しておきましたよ)

いくら真剣な顔をしたって、ちょっと流してみた程度ではとても攻略できそうにない。これはもう、お手上げやでっっ!いっそ悪あがきは、ヤメじゃい!

そんなことより、せっかくの聖地訪問だからコースの記念撮影しておこう。





だいぶ陽も傾いてきたな。。腹へってきた、なんか食べにいくか。はま寿司で腹を膨らませたあとは、お茶をしに一路、近所のアピタにミスドを発見し、向かう。

さて、そのあと約束の20時までは、あっという間。いよいよ、新生Bandiniの2014年シリーズ第一戦が始まる時間だ。

AVANTIME 2014 Round.1「70’s LEMAN」
レースディレクターは、べるらん大佐氏。

まずはエントリー順で予選開始。太田親分が1番手。うっかり2番手は私。なーんも考えてないでエントリーフィー忘れないうちにと早めに払ったらそのままの順で私・イガ・鈴木氏と、いきなり千葉SRCチームが続いてしまった。

・・・ま往々にして、よくあることだ。心の準備ができてないのに他流試合を始められてしまう、なんてことはストリートのケンカで慣れている。

予選後は、レース開始前に参加車両のラインナップ撮影タイム。
見よ、聖地に相応しきこの壮観!


キッカケはSISUのフロントホイールが砕けたタイミングが良かっただけとはいえ、たまたま新生Bandiniの第二章、その最初のレースにいま私が一番大切に思っている二人と一緒に立ち会えたことは、やはりスロットの神がいるのかと感じる。

Bandiniの皆さんとのレースは、非常に素晴らしかったと思う。一緒にレースを走ったときも、マーシャルをしているときも、楽しい思い出になった。

他所の年間シリーズ戦をジャマしているのだという緊張感は全くなく、ただただ攻略が難しいコースに対する緊張感だけを感じて走った。毎周ごとに自分との戦いだったが、その課題は最後まで克服できないまま、あっという間に私のAメイン120周レースは終わってしまった。

本当に、素直でないコースだ。それだからこそ、燃える。難しければ難しいほど、克服できた時の達成感はさぞ大きいことだろう。

それでこそ、聖地Bandini。男が挑む山は、峻険であればあるほど、よいのだ。そんな気分にさせるコース、他にはちょっと見当たらない。

2013年7月25日木曜日

That was forgotten for a long time.

営業サーキットでスロットカーをやっていて、誰もが一度は体験する悲しい現実。どんなサーキットであっても、いつ無くなるかは誰にも分からない。

だから一刻も早くそのコースで気持ちよく走れる車両を探し当てれば、無くなる日まで1日でも長く楽しめると思っている。サーキットに合わせて車のほうを大改造してしまうのも、また楽しみ方の一つの方向性だろう。

私は逆に、サーキットが閉店するのをたくさん見てきたせいで、どこか一つのサーキットに依存した仕様に改造するのはやめた。無茶な改造をせず、もう随分ながいこと、それぞれのスロットカーを実車なりの特性に合わせて作り分けているだけだ。ただのクルマ好きだから、レースに出ないのだったら改造そのものには全く興味などない。

たくさん車を持ち込んでは、セッティングを変えたりタイヤを変えたりして色々と試してみる。1台1台丹念に、ある程度走り込まないと本当に合う合わないは分からないので、どうしても時間がかかるものだ。

コースのレイアウトや雰囲気によって、走らせたいと思う車や似合う車はそれぞれ違ってくる。まず車両選びに始まって、選んだ車によってはボディやシャーシ、駆動系のレストアが必要なことも多々ある。

タイヤチョイスや通販パーツの待ち日数、必要ならモーター変更など、とにかく新しいサーキットに行き始めると、大体ラインナップが固定化できるまで最初の約8週間ほどはそういう感じで忙しくも楽しい日々を過ごすことになる。

いま世界中で大人気のNSRは確かに速くて面白い体験だったが、忘れ去られたような過去の遺物もまた楽しいものだ。つい最近まではこんなものを引っ張り出してきて、NINCOコースで走らせて遊んでいた。

速さに関してはNSRと正反対だが、NINCOの古いバネサス車などはその動きが実に微笑ましい。

クリオなんかだと、アクセルONでテールをピョコピョコ持ち上げるのが可愛い動きだ。911は磁石を抜いただけでウエイトなしでもよく走るが、共振音と挙動がオモチャっぽすぎたので、やはり少しウエイトを追加して音と動きを落ち着かせたほうがそれらしいと思う。

ウエイトでの重心調整が走りに効くのは確かだが、副次的には鉛シートによる制振効果も無視できない気がする。完成ミニカーを走らせて遊んでいるので1/24のような車づくりの苦労がないぶん、大人のミニカー遊びなら走りの「らしさ感」とか「ゴッコ感」ぐらいは、こだわって手を掛けたいものだ。共通シャーシで競技重視の24と違い、私は誰が何と言おうと32は「ゴッコ」だと思っている。

白いポルシェの方はラリーカーらしく車高を数ミリ上げた。それでも赤いノ-マル車高と一緒に走れなくなるほどの、神経質なハンドリング変化はないように思う。

そこそこ古め設計のNINCOバネ車は、優しさすら感じるような、ほっとするようなユルさがたまらない美点だ。

2013年6月28日金曜日

NSR Abarth 500 F1 Tribute

柏の某店がまだ32専業だった頃、アメリカンというロングコースがあった。新規OPEN店舗のわりに相当年季の入ったNINCOコースだったが、ところどころ通電の悪さや路面のアンジュレーションによる予測不能な挙動変化まで、まるで神戸CUROUTOそのままという雰囲気が漂っていた。

柏の某店オーナーにコースの入手経緯を訊ねてみると、まさに元はCUROUTOにあったものが、間にワンクッションあって、流れてきたのだという。

こういう話をするときにいつも不思議なのだが、そのワンクッションが誰かというようなことを、みんな隠したがる。誰が仲介したか知ったからといって、誰が損をしたり迷惑になったりするというのだろう?私は普段、様々なレベルで政府機関の機密情報や大量の個人情報も扱う仕事なので守秘義務があり、口が固いのが当たり前。そんな情報セキュリティのプロから見ると、悪いけどシロウトの隠しごとのやりかたは見ていてちゃんちゃら可笑しいし、正直ちょっと不愉快なぐらいだ。ま、それはさておき。

そのスリリングな走り味が懐かしくてたまらず、アメリカンが撤去されるまでは夫婦で土日とも、よく通い詰めたものだ。

当時そこでは、NSRアバルトのマグを抜いて遊んでいる人が何人かいた。オススメされたので試しに走らせてもらったら、あんな背の高い車なのに超ッ速で驚いた。

多少のシケインなら、ちょっとぐらい無理めに突っ込んでもチャチャッと鼻を入れていって難なくクリア。金属のレールにモーターのマグネットエフェクトが効いているのか、まるでマグ車のような安定感だった。

去年32の聖地バルセロナに行ったときは、日本国内でのイメージと違って、営業コースではトコトコ系なんか走らせている人は1人もいなかった。どころか年寄りから若いのまで皆んなNSRのC6Rか997だったことに驚き、実にあきれた憶えがある。

しかしこうして自分で実際に走らせてみると、こんなにラクで速いなら、誰でもNSRに夢中になる気持ちが少しぐらいは、分かる気がした。

正直いままでNSRに対しては喰わず嫌いだったなと感じ、さっそく私も柏の某店にてその場で2台を購入。



箱から出して磁石を抜いただけの状態で、ものすごいスピードですぐに走り回れる手軽さとパフォーマンスの高さに驚いた。

ここ5年ぐらいでスロットを始めた人だと、こういうクルマで入門していたりするのだから怖い。これでは年々、FLYやチーを今のような社外パーツやトゥルーイングの知識など全くなかった時代に何とかまともに走らせようと苦労したような昔話が通じる人が減ってくるのは無理もないことだ。

よくあることだが、2台一緒に買ったのに私のほうはアゴがはずれて落ちそうなほどのビックリはずれモーターだった。イガだけでなく、柏で走らせている他の人たちと比べても、なぜか極端にトップスピードが低かった。そのわりに遅い遅いと思っていつまでも全開にしていると気まぐれに突然ピーキーに吹け上がったりする。

買ったお店でシャーシをあけてみると、早くもモーター周辺からカナくさいニオイがたちのぼっていた。家に帰って改めてブレークインをやり直したものの滑らかな回転にはならず、トップエンドも不安定に上下するひどさだった。

・・・新品なのに、このモーターは既に終わっている。ガッカリしたが今の遊び方はレースでコンマ1秒を争っているわけではないので、さしあたりはこのままで走らせるつもりだ。

普段の追いかけ遊びなら、トップスピードに余裕があって三味線走りで合わせるようなつまらなさよりは、むしろハンデのあるマシンで一生懸命に汗をかくほうが、私は楽しめる。

2013年3月9日土曜日

What a lovely pony.

Have you ever seen before?
Conspiracy?




A short story is here.
http://www.foxnews.com/leisure/slideshow/2013/03/08/164-12-ford-mustang-shorty/?intcmp=features#slide=1


Whether the news is true or false makes little difference.

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I like it. :)

2012年5月26日土曜日

The small partner


I built another small car as the subaru's partner.







I finished the cliff-cut mazda carol with the images of a broad speed ford anglia.





Its rear-fender looked much wider than its cabin width did, but it's totally the same chassis as subaru does and the body width is also the same size as subaru does. 

2012年4月20日金曜日

Subaru is finished.


To imagine and make fantasy liveries for this Subaru, it was not only the hardest and most difficult works in this project but also the most enjoyable part.


It was a fictitious set-up that is one of PR activities of Robin, general purpose engine which comes from Fuji Heavy Industries as mother company of Subaru.



I made a cockpit and  twin-turbo exhaust in parallel.





The Subaru is completed by assembled all parts into one.




2012年3月17日土曜日

Subaru updated 2

To use a "slot-it" motor pod from a junk yard, I designed a sub-chassis shown as a picture below by cutting an ABS cardboard t=2.5mm.



I designed and made a minimal chassis by using the sub-chassis and the motor pod.






The steel pressed wheels in the plastic model kit are nice looking as it looks like a real light vehicle with 360cc, I use wheels and tires from the kit for front. For rear wheels, I made insertions scraping pressed wheels from the kit and make them together with "slot-it" 312PB insertions which are scraped the center area and become like doughnuts.