2015年6月27日土曜日

2015.06.20~21 大阪Sakky'sサーキット訪問

当日のレース報告については、大阪Sakky'sとメンバー各氏ブログで既報のことと思います。

こちらでは、いつものNbF目線で歴史を含め、スケレMINIへの思い入れをじっくり語ってみたいと思います。
実車は古くて小さいオリジナルミニのほうが断然好きですが、スロットカーはBMWミニのほうが走って楽しい。

私にとっては2006年の恵比寿MINIワンメイク以来ですが、この車では大体5年ほど走ったでしょうか。
スケレらしくメンテナンスフリーのままで、いつまでもよく走るクルマだなと思っていました。
ミニの走りが気に入ってずっと走り続けてきましたが、たまたま長生きしただけかもしれません。
ウッドコース主体で走らせてきたので、タイヤも減りませんでした。交換したのは5年で2回ほどと思います。

純正ラバーは当時(今も、か・・・)、国内には流通しておらず交換タイヤがありません。
当時の新製品スケレスポーツの何やら微妙なタイヤを履いたこともありました。
しかしミニ専用のくせにサイズが合ってなく、ブカブカした靴という感じでした。
素材もシリコン成分が多く、腰砕けなグリップで、いい思い出は一つもありません。

ただ唯一のとりえは純正ラバーよりハイトがあり、スパーが地面を擦らないことだけでした。
そう。スケレミニの純正ラバーはハイトがないので、ウエイトを積んでノーマグで、イイ気になって
NINCOコースなどを走っていると、あっという間にタイヤが摩耗してスパーが接地、まもなく走行
不能  放置、となるお決まりのパターンがあります。

これは昔も今もBMWミニに付きまとう、唯一にして最大のウィークポイントです。



恵比寿がなくなって以降、私たち夫婦は特定のサーキットやショップの公式レースから遠く身を引きました。
色々な店の公式レースというのは、実際のところ一部の人の都合に合わせてレギュレーションが決まっているもの。

私から見ると、そこをイジッてはイカンだろうという部分が交換可だったり、それよりもっと肝心な部分が禁止されていたり。
替えてはイケナイ部分と最初から替えてしまったほうがいい部分の匙加減を見れば、作り手の考え方が大体分かります。

レースはレギュレーションによって面白い/ツマラナイが左右されるものですが、そこに無頓着な人が増えたように感じます。
もちろん、個人の主観です。

私の目線から言うと、レースに出なくなって何より良い点は、そういう他人都合に合わせなくて済むことです。
好みでもない車を「みんなでシリーズ戦やりますから」などと言われ、仕方なく買ったのに結局開催されなかった、
などという悲しい目に遭うこともありません。

どれがどのクルマより速いとか遅いとかは、私は実車のレースカテゴリや車格に合わせて性能調整をして走らせたい。
クルマ好きの一人として、やはりそれぞれの車種には、それぞれに相応しい走りというのがあると思っています。

実車の世界では大した活躍もしなかった車が、スロットカーの世界でやたら速かったりするのは興醒めなことです。
そういうのは実車と同じように、やはり気難しかったり遅かったりするほうが絶対よいと思っています。
そして実車同様「そんな車だが、どうしても好きでたまらない」という人だけが、改造車で好き勝手にやればよいと思うのです。

実車は遅いけど好きだからと無茶な改造をやるから痛快だろうに、それが例えばNSRみたいに最初から速かったら
チューナーだってつまらないでしょう。
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次のミニは2012年頃、夫婦バトル専用車として新しく作リ直しました。
モーター個体差などの違いは、私が乗り手を理解して組み直すのだから、夫婦2台分ぐらいなら合わせられます。
なにしろ10年もやっていればスケレのストックモーターなどは、山ほどあるのです。
もちろん車両に付いてないジャンクBOXのモーターなんかは、ハズレばっかりですけどね。
別にレースで他人とコンマ何秒を争うわけではなく、夫婦の2台だけが同じスピードで走れればよいだけですから。

この時の2台は、私たち夫婦だけで気持ちよく際限なくバトルできるよう作った、理想のミニでした。


他人と競うことは一切念頭にないので、この車は転びにくさを優先してかなり重く仕上げていました。
速すぎてコーナーでテールが滑るなら、滑らせないようにゆっくり回ればよいだけ。
実車だって、そうでしょう。

徹底的に周囲とは関係なく、そうやって2人だけが同じ条件で走る。
世界中のどこへ持って行ってもラップタイムとは完全無縁に、夫婦2人だけで遊び続けられるように。

外の世界とは隔絶された、そこは楽園。
ほかの誰にも、邪魔されない世界。
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そんな愛の劇場シリーズとは全く別の話として。

先日来、大阪Sakky'sのブログからはスケレミニのレースを開催予定という情報が発信されていた。
それを聞いたら、スケレミニ好きとしては、じっとしていられない。

聞けばウエイト調整でトータル重量100g、その他は丸っきり純正のままでいいよ、ということだ。
今まであちこちで走らせてきた理想ミニは、レギュレーションに合わないので使えない。

理想ミニと同じリバリで、新車のようなピカピカの大阪用フル純正ミニを、もう1セット仕立てました。


こちらの赤青セットカーは確かディスクガイドの第2世代と思ってましたが、届いたときは青ガイドの初期シャーシがついていました。
そのかわり、セットカーには付いてないはずの前後ライトが付いていました。
中古を買ったのですが、たぶん元の新品シャーシは本国で別のミニレース用に丸ごとシャーシ取りされたのでしょう。
かなり使い古されたシャーシでしたが、ボディだけは新品でした。

付いてきた第1世代シャーシは2台とも、中は犬の長い毛やカーペットの繊維が固く絡まりダンゴになっていました。
前後アクスルも回らないほど巻きついていましたが、中古車を買ったら、こんなことは当たり前だし普通のことです。
軸受けやモータマウント、ガイドの根元などプラ部品が割れていないだけ、まだラッキーと喜ぶべきでしょう。

黙々と完全にバラしてアルコールで消毒し、ぬるま湯と洗剤とピンセットと歯ブラシで完璧に掃除して組み直します。



完成した大阪ミニにウエイトを貼り、千葉SRCで走行チェックしてみました。第1世代のシャーシでも特に問題なさそうです。
そしてさっそく先週末、大阪のSakky'sへ飛びました。目指すは日妖会の主催する、第1回ミニCup。

もちろん土日の食事は大阪ならではの「肉と粉モン!」を腹一杯。
4回目の結婚記念日を兼ねた1泊2日B級グルメの旅も、しっかり満喫してきました。

私たち夫婦のレース結果そのものは13人のうち5位6位と平凡だったが、素晴らしく楽しかった。
久し振りに、10年前のようなフランクな雰囲気の中でレースを楽しむことができた気がします。
ここでの私たちはベテランというよりチャレンジャーだから、むしろ気楽に挑戦し、玉砕し、腹の底から笑えました。



とても本戦中にカメラを回す余裕はありませんでしたが、本戦前の練習風景を少しだけ録っておくことができました。
Sakky'sの皆さん、本当にありがとうございました。