2014年5月26日月曜日

先週のNbF。

日時: 2014.05.24@千葉SRC
車種: Porsche 917K, 908スパイダー
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホ+さかシリ(1)、純正プラホ+純正ラバー接着TR(1)。

今回イガ師匠には、カメラマンをやってもらった。
私は生まれて初めて、MacBookProのiMovieを起動してみた。
いままでiPhotoすら使ってない原始人だったというのに。。。

いまのSRCは、こんな感じだ。

     

広いサーキットなのでスピードが分かりにくいかもしれないが、これでも直線ではモーターが完全に吹け切っている。
ガードレールの少ない平面的なレイアウトのおかげで、大変のびのびとした走りを楽しむことができる。

あとはせめてコースの台に鮮やかなグリーンのカーペットだけでも敷き詰めてくれたら、言うことないのだが、まあ他人所有の個人サーキットだから仕方ない。
他人が用意してくれたものが、何から何まで理想的ということは、まずないものだ。



スロットカーの動画を撮り始めたが、しばらくは修行が必要だ。
youtubeにチャンネルを作ってみた。

https://www.youtube.com/user/NightbirdsFly/videos

2014年5月23日金曜日

先週のイガ師匠。


日時: 2014.05.17@千葉SRC
車種: Porsche 911【FLY】
仕様: ノーマグ、ノーウエイト、純正プラホに純正ゴムタイヤを接着してトゥルーイング。
 


いや、よく考えたら100%完全にノーウエイトとは言えない。
RRの911には発進時のノーズアップ緩和のため、ガイドポストとフロントアクスルの間に小さいウエイトを乗せた。

リヤのトラクションを稼ぐためのウエイトではないので勘定に入れていないが、100%完全なノーウエイトではないことを、ここにお断りしておく。

2014年5月13日火曜日

第二章、始まる。

2013年の冬から、千葉は酒々井のSRCというプライベートサーキットで走っている。
http://blogs.yahoo.co.jp/r35z33nismo

SRCはショップではなく個人が趣味で主催しているクラブサーキットのため「一見さんお断り」ということのようだ。上記Y!ブログからオーナーさんに直接連絡を取ってみるのがよいだろう。
---------------------------------------------------------------

SRCはカレラの広大なサーキットだ。いままで私はカレラのコースを走っても、特別に気持ちよいとかいう印象は全然なかったが、SRCで走り始めてからは認識を大きく改めた。

とにかくここは、走りやすいことが何よりも素晴らしいと感じる。

走るための環境として、ガイドがひっかかったりつまずいたり予期せぬ前転や横っ跳びなどしないで、ウッドコースとほぼ同じような快適さで気持ちよく車を走らせることができる、という意味だ。カレラのコースパーツは、そういう設計になっている。

巨大なサーキットで車の性能をフルに出しきって思いっきり走りを堪能できる、そのこと自体の爽快感がある。しかしコーナーをギリギリまで攻める難しさは、環境的な走りやすさとはまったく別の次元の話。

総延長は約60m。決してタイトに詰め込んだインフィールドではなくこの長さがあるので、かなり大きなコースだ。20〜25Kクラスのモーターでも吹けきる10m程度の長いストレートが奥に2本あり、ジャンピングスポットやシケイン、スネークのRがほどよく連続するリズムがよい。

(※このphotoは旧レイアウトで、現時点では上記説明のようなレイアウトになっている。)

いままで大嫌いだったスネークが、ここSRCでは気持ちよいリズムを生んでいる。ここで練習したおかげで、5/10@BANDINI再出発レースでのスネークも楽しむことができた。あそこではさんざん抜けて苦しんだが、それとは別の次元で楽しさはあった。あれは、変拍子なんだろうな。

SRCを走るなら、たいていのクルマはノーマグ&ノーウエイトで充分。もちろんノーマルホイール&タイヤであればトゥルーイングが非常に有効だ。

昔からカレラコースにはIndyをはじめとするシリコン系タイヤが相性よいが、スケレやFLYの純正ゴムもかなりイケる。私はシリコンよりは、こっち派。去年末にタイヤトゥルアーを手に入れてからは特に、FLYの純正ゴムのポテンシャルには正直、ものすごく驚いている。

Slot-itの「Fコンパウンド」はFLYのFだと思っている。熱が入ったときのガム化する感じがFLYのゴムにそっくりだ。しかし、誰も言わないが実はFLY純正ゴムのほうが高バランス高性能だ。

今は亡き「さかシリ」に負けてないどころか勝っている、と言ったらどれほどスゴイことか、分かる人には分かるのではないだろうか。

もちろん誰もが簡単に、とは言わないが、さかシリ級の超グリップタイヤに勝とうと思ったら常に、ちょっとしたコツが必要だ。いまや「さかシリ」=「ヘリテージ」を知っている人も減ってきたが、今で言えばMaxxTracとかライデン級という感じか。
---------------------------------------------------------------

ある日そんなSRCでFLYトラックを走らせて遊んでいたら、とうとう私の9年物SISUの、フロントホイールのハブが粉々に砕けてしまった。今までマスキングテープや糸でぐるぐる巻きにして瞬着で固めたりしながら修理しダマしダマし延命を続けてきたが、とうとう粉になってしまってはお手上げだ。

長年使ってきたこのホイールに合わせてせっかくアタリの出てきたタイヤも諦めて、パーツ交換をする。ヤフオクで探してみたら、ootayaさんにあった。SISUのフロントアクスル。

その取引連絡で太田親分から「久しぶり!こんど5/10にバンディーニサーキットとして再出発レースをやるから、よかったら来てよ」とのお誘いが。

いただいたFBアドレスを覗いてみると、元々Bandini路面店だったほうをサーキットにして、その名もBANDINI VECCHIO CORSO、という。
https://www.facebook.com/BVC.AVANTIME?fref=photo

新たに再出発するサーキットの名前を、わざわざ「オールドコース」とはね!32スロットの老舗Bandini以外では、なかなかこれは名乗れないよなあ。。しかし、そこには太田親分の意気込みもやはり、あったのではないか。

そう思ったら、確かめずにはいられなくなった。待ってろよ、富士山!
---------------------------------------------------------------

大変お日柄の良かった5/10(土)、SRCの鈴木オーナーと一緒に聖地へ行ってきた。浦安で待ち合わせ、鈴木オーナーのファーストクラス・プライベートジェット4輪にて。道中、オーナーいち押しのYAZAWAライブDVDを爆音で鑑賞しつつ。あっという間に2時間ほどで到着。


さっそくコースを検分する二人。「ふんふん、なるほど。。1コーナーは意外とスンナリ鼻が入ってくれそうだな・・」「お、ここのスネークは見た目と違って一筋縄ではいかなそうだぞ・・」


とりあえず普段のパーマ3ピンコントがブレーキ無し2ピンで使えることが分かりホッとする。この時点では通電確認程度でまだコースを攻めておらず、全員こんな余裕の表情が。

さて、走らせてみるか。どれどれ・・・。

板「あちゃー!あんなところでもハズレるぞ。。」
鈴「しまった!また、やっちゃったー。。。」

だんだん笑顔が消えていく二人。

すっかり真剣モード。

追いかける!

こんな感じで。LINE動画は、画質がえらい荒い。赤が私、白が鈴木氏。


しかし、キビシー!
こっちは普通の携帯カメラ動画。Bandiniはブレーキ回路がないので、長い直線でいい気になって調子に乗っていると1コーナー、いきなりのヘアピン突っ込みは恐怖以外の何物でもない。

コース脇にはピックアップ用のマジックハンドがあった。間違いなく、これの出番があるな。。
・・・うっ、掴んだらそのままロックしやがったっ!
このタイプは確かグリップの上にスライドロックがあってね、たまにロック側になってたりすると握ったときに・・・なにっ、スライド部品がそもそも無いだとっ!(ちゃんとひらいて戻しておきましたよ)

いくら真剣な顔をしたって、ちょっと流してみた程度ではとても攻略できそうにない。これはもう、お手上げやでっっ!いっそ悪あがきは、ヤメじゃい!

そんなことより、せっかくの聖地訪問だからコースの記念撮影しておこう。





だいぶ陽も傾いてきたな。。腹へってきた、なんか食べにいくか。はま寿司で腹を膨らませたあとは、お茶をしに一路、近所のアピタにミスドを発見し、向かう。

さて、そのあと約束の20時までは、あっという間。いよいよ、新生Bandiniの2014年シリーズ第一戦が始まる時間だ。

AVANTIME 2014 Round.1「70’s LEMAN」
レースディレクターは、べるらん大佐氏。

まずはエントリー順で予選開始。太田親分が1番手。うっかり2番手は私。なーんも考えてないでエントリーフィー忘れないうちにと早めに払ったらそのままの順で私・イガ・鈴木氏と、いきなり千葉SRCチームが続いてしまった。

・・・ま往々にして、よくあることだ。心の準備ができてないのに他流試合を始められてしまう、なんてことはストリートのケンカで慣れている。

予選後は、レース開始前に参加車両のラインナップ撮影タイム。
見よ、聖地に相応しきこの壮観!


キッカケはSISUのフロントホイールが砕けたタイミングが良かっただけとはいえ、たまたま新生Bandiniの第二章、その最初のレースにいま私が一番大切に思っている二人と一緒に立ち会えたことは、やはりスロットの神がいるのかと感じる。

Bandiniの皆さんとのレースは、非常に素晴らしかったと思う。一緒にレースを走ったときも、マーシャルをしているときも、楽しい思い出になった。

他所の年間シリーズ戦をジャマしているのだという緊張感は全くなく、ただただ攻略が難しいコースに対する緊張感だけを感じて走った。毎周ごとに自分との戦いだったが、その課題は最後まで克服できないまま、あっという間に私のAメイン120周レースは終わってしまった。

本当に、素直でないコースだ。それだからこそ、燃える。難しければ難しいほど、克服できた時の達成感はさぞ大きいことだろう。

それでこそ、聖地Bandini。男が挑む山は、峻険であればあるほど、よいのだ。そんな気分にさせるコース、他にはちょっと見当たらない。