2013年7月25日木曜日

That was forgotten for a long time.

営業サーキットでスロットカーをやっていて、誰もが一度は体験する悲しい現実。どんなサーキットであっても、いつ無くなるかは誰にも分からない。

だから一刻も早くそのコースで気持ちよく走れる車両を探し当てれば、無くなる日まで1日でも長く楽しめると思っている。サーキットに合わせて車のほうを大改造してしまうのも、また楽しみ方の一つの方向性だろう。

私は逆に、サーキットが閉店するのをたくさん見てきたせいで、どこか一つのサーキットに依存した仕様に改造するのはやめた。無茶な改造をせず、もう随分ながいこと、それぞれのスロットカーを実車なりの特性に合わせて作り分けているだけだ。ただのクルマ好きだから、レースに出ないのだったら改造そのものには全く興味などない。

たくさん車を持ち込んでは、セッティングを変えたりタイヤを変えたりして色々と試してみる。1台1台丹念に、ある程度走り込まないと本当に合う合わないは分からないので、どうしても時間がかかるものだ。

コースのレイアウトや雰囲気によって、走らせたいと思う車や似合う車はそれぞれ違ってくる。まず車両選びに始まって、選んだ車によってはボディやシャーシ、駆動系のレストアが必要なことも多々ある。

タイヤチョイスや通販パーツの待ち日数、必要ならモーター変更など、とにかく新しいサーキットに行き始めると、大体ラインナップが固定化できるまで最初の約8週間ほどはそういう感じで忙しくも楽しい日々を過ごすことになる。

いま世界中で大人気のNSRは確かに速くて面白い体験だったが、忘れ去られたような過去の遺物もまた楽しいものだ。つい最近まではこんなものを引っ張り出してきて、NINCOコースで走らせて遊んでいた。

速さに関してはNSRと正反対だが、NINCOの古いバネサス車などはその動きが実に微笑ましい。

クリオなんかだと、アクセルONでテールをピョコピョコ持ち上げるのが可愛い動きだ。911は磁石を抜いただけでウエイトなしでもよく走るが、共振音と挙動がオモチャっぽすぎたので、やはり少しウエイトを追加して音と動きを落ち着かせたほうがそれらしいと思う。

ウエイトでの重心調整が走りに効くのは確かだが、副次的には鉛シートによる制振効果も無視できない気がする。完成ミニカーを走らせて遊んでいるので1/24のような車づくりの苦労がないぶん、大人のミニカー遊びなら走りの「らしさ感」とか「ゴッコ感」ぐらいは、こだわって手を掛けたいものだ。共通シャーシで競技重視の24と違い、私は誰が何と言おうと32は「ゴッコ」だと思っている。

白いポルシェの方はラリーカーらしく車高を数ミリ上げた。それでも赤いノ-マル車高と一緒に走れなくなるほどの、神経質なハンドリング変化はないように思う。

そこそこ古め設計のNINCOバネ車は、優しさすら感じるような、ほっとするようなユルさがたまらない美点だ。

2013年6月28日金曜日

NSR Abarth 500 F1 Tribute

柏の某店がまだ32専業だった頃、アメリカンというロングコースがあった。新規OPEN店舗のわりに相当年季の入ったNINCOコースだったが、ところどころ通電の悪さや路面のアンジュレーションによる予測不能な挙動変化まで、まるで神戸CUROUTOそのままという雰囲気が漂っていた。

柏の某店オーナーにコースの入手経緯を訊ねてみると、まさに元はCUROUTOにあったものが、間にワンクッションあって、流れてきたのだという。

こういう話をするときにいつも不思議なのだが、そのワンクッションが誰かというようなことを、みんな隠したがる。誰が仲介したか知ったからといって、誰が損をしたり迷惑になったりするというのだろう?ふだん様々なレベルで政府機関の機密情報も扱う仕事だが守秘義務があって口が固いのが当たり前な私のような情報のプロから見ると、そういうシロウトの隠しごとのやりかたは見ていてちゃんちゃら可笑しいし、正直ちょっと不愉快なぐらいだ。ま、それはさておき。

そのスリリングな走り味が懐かしくてたまらず、アメリカンが撤去されるまでは夫婦で土日とも、よく通い詰めたものだ。

当時そこでは、NSRアバルトのマグを抜いて遊んでいる人が何人かいた。オススメされたので試しに走らせてもらったら、あんな背の高い車なのに超ッ速で驚いた。

多少のシケインなら、ちょっとぐらい無理めに突っ込んでもチャチャッと鼻を入れていって難なくクリア。金属のレールにモーターのマグネットエフェクトが効いているのか、まるでマグ車のような安定感だった。

去年32の聖地バルセロナに行ったときは、日本国内でのイメージと違って、営業コースではトコトコ系なんか走らせている人は1人もいなかった。どころか年寄りから若いのまで皆んなNSRのC6Rか997だったことに驚き、実にあきれた憶えがある。

しかしこうして自分で実際に走らせてみると、こんなにラクで速いなら、誰でもNSRに夢中になる気持ちが少しぐらいは、分かる気がした。

正直いままでNSRに対しては喰わず嫌いだったなと感じ、さっそく私も柏の某店にてその場で2台を購入。



箱から出して磁石を抜いただけの状態で、ものすごいスピードですぐに走り回れる手軽さとパフォーマンスの高さに驚いた。

ここ5年ぐらいでスロットを始めた人だと、こういうクルマで入門していたりするのだから怖い。これでは年々、FLYやチーを今のような社外パーツやトゥルーイングの知識など全くなかった時代に何とかまともに走らせようと苦労したような昔話が通じる人が減ってくるのは無理もないことだ。

よくあることだが、2台一緒に買ったのに私のほうはアゴがはずれて落ちそうなほどのビックリはずれモーターだった。イガだけでなく、柏で走らせている他の人たちと比べても、なぜか極端にトップスピードが低かった。そのわりに遅い遅いと思っていつまでも全開にしていると気まぐれに突然ピーキーに吹け上がったりする。

買ったお店でシャーシをあけてみると、早くもモーター周辺からカナくさいニオイがたちのぼっていた。家に帰って改めてブレークインをやり直したものの滑らかな回転にはならず、トップエンドも不安定に上下するひどさだった。

・・・新品なのに、このモーターは既に終わっている。ガッカリしたが今の遊び方はレースでコンマ1秒を争っているわけではないので、さしあたりはこのままで走らせるつもりだ。

普段の追いかけ遊びなら、トップスピードに余裕があって三味線走りで合わせるようなつまらなさよりは、むしろハンデのあるマシンで一生懸命に汗をかくほうが、私は楽しめる。

2013年3月9日土曜日

What a lovely pony.

Have you ever seen before?
Conspiracy?




A short story is here.
http://www.foxnews.com/leisure/slideshow/2013/03/08/164-12-ford-mustang-shorty/?intcmp=features#slide=1


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I like it. :)